科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業CREST

戦略目標新しい原理による高速大容量情報処理技術の構築
研究領域情報社会を支える新しい高性能情報処理技術

研究課題「自律連合型基盤システムの構築」

  • 研究期間:2003年10月〜2008年9月
  • 概要:膨大性,多様性,開放性を有する利用環境において,自律性と連合性を複合的に構成することができる情報基盤システムの設計原理の確立,同原理に基づいたシステム実装,及びその有効性の検証に関する研究を行う.統一的な設計原理として,仮想計算環境の原理について研究を行い,物理環境とは独立に自律性を有する仮想計算環境を構成し,さらに複数の仮想計算環境を連合させ,自律性を有する計算環境を構成可能とすることを目指す.
  • Abstract in English: We develop design concepts, implementation schemes, and evaluation methodologies for autonomous federated computing systems that are suited to very large, diverse, and open computing environments. We adopt an approach based on a virtual computing environment. We study a scheme to design and construct virtual computing environments that are independent of physical computing environments and to federate virtual environments so that they constitute one that is autonomous.

イベント

イノベーションジャパン2006出展

  • イノベーションジャパン2006
  • 日時:2006年9月13日(水)〜15日(金)10:00〜18:00(最終日のみ17:00終了)
  • 場所:東京国際フォーラム(有楽町,入場無料)
  • 展示タイトル:サステーナブルシステム
  • 展示ブース:I-06(ITカテゴリ)
  • 技術の概要: OS レベルの仮想機械技術と自律的分散制御技術の組み合わせによって,大規模で複雑な構成の既存ソフトウェアであっても,僅かのコードを付加することによって,サステーナブルな性質を付与することができる.特別なハードウェアは使用せず,安価なハードウェア上のソフトウェア技術のみによって実現している.有効性を検証するために,インターネット環境をエミュレートできる仮想インターネットシステムの開発も同時に行っている.
  • 産業界へのアピールポイント: ハードウェアの障害のみならず,ソフトウェアやネットワークの障害を乗り越えて「生き延びる」システムを展示する.特別なハードウェアを必要とせず,安価な多数のマシンの自律的な制御によって生き延びる.
  • 想定される用途: インターネット等の広域ネットワーク上で提供されるサービスの,安価で人手を要しない堅牢化.
  • キーワード:生き延びるシステム,仮想マシン,P2P, 仮想インターネット

第1回 自律連合型基盤システムに関するシンポジウム(2006年6月9日)

プレス発表(2003年9月18日)

研究チーム構成

「自律連合システム」グループ

  • メンバー
    加藤 和彦筑波大学大学院システム情報工学研究科コンピュータサイエンス専攻 教授
    Richard PotterJST/CREST専任研究員
    阿部 洋丈JST/CREST専任研究員
    板野 肯三筑波大学大学院システム情報工学研究科コンピュータサイエンス専攻 教授
    新城 靖筑波大学大学院システム情報工学研究科コンピュータサイエンス専攻 助教授
    廣津 登志夫豊橋技術科学大学情報工学系 助教授
    須崎 有康経済産業省 産業技術総合研究所 情報技術研究部門 主任研究官
    登 大遊筑波大学第三学群情報学類,ソフトイーサ株式会社代表取締役会長
  • 概要:仮想計算環境のアプローチに基づき,膨大性・多様性・開放性を有する計算環境を,仮想計算機の集合という考え方に基づいてモデリングし,各仮想計算機が自律性を有しながら,なおかつ,連合性を有した処理を行うことができる分散システム技術の開発を行う.また,ネットワーク環境も仮想化することを試み,仮想化されたネットワーク環境上で仮想計算環境を稼働させることによって,クラスタシステム上に自律連合型システム環境を仮想的に作り出し,自律連合型システムの有効性を検証する.

「仮想計算環境」グループ

  • メンバー
    米澤 明憲東京大学大学院情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻 教授
    大山 恵弘電気通信大学情報工学科 助教授
    Khaled RagabJST/CREST専任研究員
  • 概要:仮想計算環境を作るための基盤システムを開発する.その仮想計算環境上では,計算単位は仮想的なインタフェースを介してのみローカルな計算機資源にアクセス可能であるとし,大半のソフトウェアをプログラムコードの修正なく実行可能であるとする.また,仮想計算環境をデータ化してネットワーク上で転送するための効率的な方式を構築する.
  • VINCSプロジェクト

「データ・インターオペラビリティ」グループ

  • メンバー
    北川博之筑波大学大学院システム情報工学研究科コンピュータサイエンス専攻 教授
    石川佳治名古屋大学 情報連携基盤センター 教授
    森嶋厚行筑波大学大学院 図書館情報メディア研究科 助教授
    天笠俊之JST/筑波大学大学院システム情報工学研究科 講師
    品川徳秀JST/東京農工大学大学院工学教育部 情報コミュニケーション工学科 講師
    渡辺陽介JST/CREST専任研究員
  • 概要:自律性を有するシステム群の連合処理を実現するためには,システム間のデータの相互運用が必須である.本グループは,オープン環境におけるデータベース,Webサイトなどの大規模データを保有するシステム(情報源)の連合を主な対象として,シームレスなデータ相互運用を実現するためのデータ基盤技術,動的情報源連合のための知識獲得技術,自律連合型基盤上でのデータ・インターオペラビリティ実現に関する研究開発を行う.

「分散コンピューティングの言語と検証」グループ

  • メンバー
    井田 哲雄筑波大学大学院システム情報工学研究科コンピュータサイエンス専攻 教授
    南出 靖彦筑波大学大学院システム情報工学研究科コンピュータサイエンス専攻 講師
  • 概要: Webプログラミングを抽象化したモデルを構築し, その形式化の基づきプログラミング言語の設計を行う. また, Webプログラミングで用いられるJSP, PHPなど既存の言語に対する解析技術の研究を行う. この解析によりクロスサイト・スクリプティング問題などの検査を可能にする.これらの研究に基づき, 自律連合型システムの基盤となる分散コンピューティングのモデルを明らかにし, 自律連合を可能にするプログラミング言語の設計, プログラムの解析・検証技術の開発を行う.

以前のJST研究

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Last-modified: 2006-11-03 (金) 17:15:40 (1194d)